いわき市立湯本第一中学校

 本研究では、授業と家庭学習を支えるツールとして、“ローテクであるノート”と“ハイテクであるICT(特に一人一台端末)”があり、効果的で探求的な学習を互いの関係の中で築くことが中心である。第2学年の理科の時間を中心に実践しており、助成金で環境を整えながら、「ノートをより良いモノに」を入り口に令和5年度4月から現在まで進めてきた。
1 一台端末とノートを生徒が自主的に選択し、互いをメリットで補う環境を整える。
 ① 普通教室だけでなく、特別教室でも積極的な端末の利用を促す設備の充実
  (大型ディスプレイを購入し、全体での共有や視覚的な発表をスムーズにできた。)
 ② ICT機器を使用した時でもノートに記録を残しやすい設備の整備
  (印刷機を購入し、班や個人での気づきや考えをノートに貼り付けることができた。)
  (Teamsを活用し、端末内でのノートの保管を行うことができた。)
2 問題解決の流れとなるノート構成を定着し、RPDCAサイクルを通した学習を促す。
 ① 学習の流れとノート作りの構成を明確にし、定着
  (紙媒体のノートと、端末上でのノートを使用し、目的に合わせて活用していた。)
 ② 分野や単元による可変部分を明らかにし、構成を工夫。家庭学習での活用。
  (見開きでの構成で工夫すべき点がわかり、端末とともに家庭学習でも、活用できた。)
 12月以降は、11月までの実践結果と生徒より端末を通して提出されたノートの分析を行うとともに、端末の持ち帰りも進め、家庭学習と授業との連携を密にしたい。

学校名 いわき市立湯本第一中学校
テーマ 問題解決の過程を視覚化したノートを基本とした授業と家庭学習の連携
都道府県 福島県
学校ホームページ https://00m.in/kvDfW