鶴岡市立鶴岡第四中学校

 1学年の「光と音」の単元では、自作の実験器具を開発し、「光の反射」「光の屈折」「凸レンズのはたらき」の実験において、2人組のペアで実践できた。2人組になることで、実験に加われない生徒がいなくなり、一人ひとりが責任を持って、積極的に実験を行うことができた。単元の最後に発展的な課題として、「太陽焦熱炉・熱発電実験器」を提示し、装置の利点・欠点について考えさせた。利点としては、「環境に優しい等」が挙げられ、欠点としては「天候に左右されやすい」「形状として中心に光が集まりづらい」などが挙げられた。実際に装置を利用し、利点・欠点をクラスで共有しながら、さらなる改善点を追求させたい。
 2学年の「電気とそのエネルギー」の単元では、器具を整備してすべての実験を2人1組のペアで実験を行っている。まだ単元の最初であるが、一人ひとりが実験装置に触れ、回路を作ることに慣れることで、複雑な回路を作って実験が深まり、探究型の学習が高まると期待できる。
 3学年の「運動とエネルギー」の単元は、器具を整備して、すべて2人組のペア実験を行っている。「だんだん遅くなる運動」の授業では、記録テープの様子からどのような運動になるか、力がどのように加わっているかを考え、発表させた。発展的な発問として「斜面が急になったときの記録テープの様子」をペアで考え、クラス全体で議論が深まった。

学校名 鶴岡市立鶴岡第四中学校
テーマ 3年間を通したエネルギー概念の構築に向けた実践
都道府県 山形県
学校ホームページ https://www.city.tsuruoka.lg.jp/kyoiku/gakko/shisetsu/tsuruoka_jhs4/index.html

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