檜枝岐村立檜枝岐中学校

 本校は小中一貫教育を行っている。その特色を効果的に生かすために、小学5年生は「物質・エネルギー 物の溶け方」、中学1年生は「身の回りの物質 物質のすがた」と関連する分野で研究を行った。
 小学5年生は、水に溶けて見えなくなった食塩の行方を調べた。実験方法はこれまでの経験を想起させ、児童自身に考えさせた。実験の結果、見えなくても食塩が存在していることを確認し、グループで共有し、まとめ、質量の保存について理解することができた。
 中学1年生は、金属の体積の測定方法について考えさせた。体積を測定する方法を、これまでの学習(小学校での経験も含む)を基に考えさせた。授業の終末では、生徒に自分の言葉で分かったことをまとめさせた。
 小学校中学校ともに、課題提示やまとめの際にICT機器を活用した。
 小中一貫校の利点として、小中の教員が互いの長所を生かし教材研究を協力しあえることや、互いの授業を参観し小学生と中学生の発達段階の違いを理解し授業に生かせることがあった。また、いわゆる中一ギャップを解消することもできた。

学校名 檜枝岐村立檜枝岐中学校
テーマ 理科の見方・考え方を働かせた思考力・判断力・表現力の育成
~小中一貫教育と ICT 機器の活用を通して~
都道府県 福島県
学校ホームページ https://hinoemata.fcs.ed.jp

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