小野町立小野小学校

　本校では、「『人・もの・こと』と豊かに関わり、自己の学びを創り上げていく子どもの育成」を研究主題に掲げ、生活科と総合的な学習の時間の研究を進めている。今年度からは、「STEAM教育の視点を生かした探究型ふるさと学習の推進」を副主題に設定し、子どもたちのわくわく・どきどき・とことんの質を変える授業を創造していくこととした。そのために、子どもたちがふるさと学習に取り組む中で「あたかも科学者のように」「あたかも芸術家のように」追究をしていくことができるように、「極める」と「生み出す」というキーワードから授業を改善していくこととした。

　第４学年では、「水」に関する学習課題を自分で設定し、追究を深めていった。「つかめる水をつくる」「キラキラ光る水をつくる」「井戸水と天然水と水道水を比べる」「雲をつくる」…これらの子どもたちが自己決定した課題は、追究をしていくうちに水に対する新しい概念を形成するとともに、自然とSTREAMにつながっていった。

　なお、本校は、試験的ではあるが、福島大学を中心とした「福島型STEAM教育の開拓」事業と連携を始めたところである。