川崎市立下沼部小学校

 

 本校では2019年度より、生活科・理科の研究を進め、主体的な問題解決の力と考えをもって他者と対話することにより、解決の質を高める力を育成してきた。また昨年度より、サブテーマの科学のがより有効に働き、児童が自身の成長を実感できるように、その手段としてのメタ認知のも加え、研究を深めてきた。

 例えば5年生「植物の発芽と成長」の実践では、植物の成長条件について問題解決を進める児童が、予想を共有したのち、似た考えの者同士で集まり、実験方法を考えて考察まで行った。その過程についてはGIGA端末PCを用いて逐一共有し、実験方法を修正する姿も見られた。また、6年生「ヒトや動物の体」の実践では、理科室や図書室を開放し、唾液によるでんぷんの消化実験や人体模型の観察を自由に行ったり、調べ学習を好きな場所で行ったりする環境を整えた。その結果、従来の同単元よりも意欲的に学び、調べたことを伝え合う児童の姿が見られた。

 導入の工夫や自由進度学習を取り入れることでより主体的に学んだり、GIGA端末を活用して考えを共有できる環境を整えることでメタ認知を働かせたりする姿を目指して、引き続き研究を進めていきたい。

 

 

 

 

 

学校名

川崎市立下沼部小学校

テーマ

主体的に動き出し、共に学びをつくりあげる子の育成  ―科学の“め”を育てる生活科・理科―

都道府県

神奈川県

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