聖心女子学院

 緑豊かな環境をいかして、2024年度から養蜂を始めた。本研究では、ミツバチの行動観察および花粉源や蜜源の特定・屋上の緑化をめざしている。蜂場のある屋上の環境を整備し、24時間観察できるシステムを導入した。また、水耕栽培を行い屋上の緑化を行った。

 いずれの活動においても児童・生徒が知的好奇心を持って、真理を追究しようとする姿が見られた。活動内容は学院のインスタグラムや文化祭・ミツバチサミットで発表した。

①理科の授業での実践では一人1匹ずつ、顕微鏡でミツバチを観察した。特に花粉媒介者としての体のつくりを観察し、生命の進化や生命の連続性を学ぶことができた。最初は昆虫に興味を示さなかった児童・生徒が昆虫やミツバチに関心を持ち、自主学習をしたり、校内で見かけたミツバチを愛でたりするようになった。安全指導を兼ねてミツバチの生活様式や社会性についても発達段階に応じて学んだ。

②屋上に設置した監視カメラによって24時間の観察が可能になった。季節による蜂の行動の変化などを考察している。

③花粉源・蜜源に関しては蜂が集めてきた花粉を採集して顕微鏡を使って観察を行ったり、ハチミツの味比べを行ったりして考察している。

学校名 聖心女子学院
テーマ

ミツバチの行動観察および花粉源や蜜源の特定・屋上の緑化

都道府県 東京都
学校ホームページ https://www.tky-sacred-heart.ed.jp/
2025年

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