奈良市立平城西小学校

   本研究は、第2学年の生活科の学習を中心として、「原体験(触る、においを嗅ぐ、飼う、捕まえる等)」に重点を置いて、生き物に興味・関心を抱いて親しみをもち、大切にしようとする児童の育成を目的としている。飼育活動から発展させ、「学校でたくさんの生き物を観察したい」という児童の思いを実現するために様々な活動に取り組んでいる。

 5月に保護者のご厚意により校内にある荒れ地を更地にしていただき、「生き物があつまる森」にするためのプロジェクトが始動した。「カブトムシやアゲハが集まるように木を植えたい」という意見が出て活動が大きく動き出した。そして、6月にクヌギやコナラなど9種類の苗木を植えた。当日は悪天候ではあったが、保護者や地域の方、芦屋大学の毛利先生のご協力のもと、思い出に残る植樹になった。その後ビニールハウスでのカブトムシの飼育、自作のトラップ(罠)作り等を行った。

   11月には、「森」のことを知ってもらい、自由に遊んでもらえるように全校集会で紹介をした。自分たちでルールを考え、楽しく安全に使うための方法を考えた。さらに、全校児童を「森」に招待するための案内ツアーを計画し、生き物に親しんでもらった。

   今後も生き物の成長を継続して観察するとともに、児童にとって大切な場所になるように活動を進めていきたい。

学校名 奈良市立平城西小学校
テーマ

原体験を重点に置いた理科・生活科教育 ~めざせ、平西生き物ミュージアム~

都道府県 奈良県
学校ホームページ https://heijounishi-e.naracity.ed.jp/home