武蔵高等学校中学校

 本校では、広く本物に触れることを重視した教育を展開しており、特に中学理科教育においては、座学とは別に少人数での実験実習の時間を確保し、毎週様々なテーマで自然科学に関する学びを深めている。

 本活動では、中学1年生全員を対象に、身近な話題から出発して分子生物学を的確に学び、関連した実験を行いつつ、それらの内容が社会的な意義も含めどのような意味を持つのかを考え、レポート作成やディスカッション、プレゼンテーションなどを通して論理的思考力を育成していくことを目的としている。

 申請時には中学2年生を対象に本実践を行う予定であったが、本年度は学年を変更し、中学1年生に適した実践内容に変更することとなった。テーマにもある実験の活用は重要であるが、中学1年生に対して理解が進まないまま高度な実験テクニックを要求するよりも、分子生物学に対しての知的好奇心へ繋がるような学び、探究心や興味関心を深めることを重視した実践を行うこととした。そのためにも、彼らの興味や気づきからどのようにディスカッションを深め発展させていくかが、今後の重要点となる。実験についても、技術的な仕組みの理解ではなく、何を求めて行い何を明らかにできる実験なのかを論理的に考える力を身につけさせることを目指す。他教員との連携、また他教科的視点からの評価も取り入れつつ、複数教員で遂行していく予定である。

学校名 武蔵高等学校中学校
テーマ

論理的思考力を育てるための理科教育における分子生物学的実験の活用

都道府県 東京都
学校ホームページ https://www.musashi.ed.jp/