関西大学初等部

 5・6年生を対象に「実験・観察で検証できる問い・検証できない問い」の授業を行いました。考えた問いは次の3つ。
 ①もし,恐竜が絶滅していなかったら,今の地球はどうなっているか?
 ②地震が起こると大変なのに,なぜ,地震があるのか?
 ③なぜ,人間には後ろにも目がないのか?
 実践者は「いずれも検証はできない問い」として設定していました。しかし,6年生2クラスの結果は,①で22.6%,20.5%,②で41.9%,46.7%,③25.8%,46.7%の児童が「検証可能な問い」と判断していました。
 それぞれの問いについて,その問いが検証できるかをどのように判断しているか,意見を出させてみました。すると児童は「実験・観察そのものができるかどうか」で判断していて、「目的や意図」は実験・観察によって検証しうることではないという考えはほとんどないことがわかりました。
 授業ではその後、「もしも~と現実にはありえないこと」や「あることが起こってしまう目的など」は、実験で確かめられない問いとして確認し,これから取り組むミニミニ自由研究では,そうした問いにならないようにして問いを立てさせて,ミニミニ自由研究に取り組みました。

学校名 関西大学初等部
テーマ

ミニミニ自由研究ストーリーブックプロジェクト

都道府県 大阪府
学校ホームページ https://www.kansai-u.ac.jp/elementary/