神奈川大学附属中・高等学校

1.中学3年生の探究授業における実践

 中学3年生(6学級・252名)が、探究の時間において「ホップのアップサイクルによる商品開発」をテーマとした学習を展開し、50分×4回の授業において商品企画から製造を行い、学校祭で販売を体験した。前年度までの研究内容を調査し、ホップ精油を活用したリサーチを行った上で、商品開発のイメージシートを作成した。その後、企画した商品を製作し、完成品を発表した。これにより、生徒は理論と実践を往還させながら、持続可能な開発と商品化のプロセスを学んだ。

2.理科の授業における関連学習

 理科の授業(中学3年生)では、「循環型社会」をテーマとした学習を行った。50分×2回の授業において、持続可能な社会づくりの視点からホップサステナビリティサイクルを題材に、資源循環の意義を学んだ。

3.課外活動における探究の深化

 課外活動では、希望者が「ホップサステナビリティサイクル」をさらに発展させた活動に取り組んだ。活動は3時間×週4回のペースで実施され、栽培から、香りの官能調査、抗菌性の研究、商品化の試作、再利用まで取り組み、学んだ成果を学会発表や地域イベントでの広報活動へとつなげた。

学校名 神奈川大学附属中・高等学校
テーマ

「ホップサスティナビリティサイクル」の確立を通して、持続可能な地球における課題解決力を育てる研究開発

都道府県 神奈川県
学校ホームページ https://www.fhs.kanagawa-u.ac.jp/