鹿児島大学教育学部附属小学校
第5学年「流れる水の働きと土地の変化」の単元において,3Dプリンターで作成した鹿児島県の天降川の地層模型を使って,上流と中流,下流の土地の様子を俯瞰して考える活動を設定した。場所によって川幅の広さや流れる水の速さが違うことなどについて,実際に川見学に行ったときに見た事実と模型から得られる事実とを関係付けて考える活動を通して,他者と協働したり,批判的に追究したりしながら,考えをつくりだす姿が見られた。また,天降川だけでなく,学校近くを流れる甲突川の模型とも比較する活動を通して,他の川でも上流から下流にいくにつれて,川岸の様子や川幅の広さが変わっていくことを捉える姿が見られた。
また,第6学年の「生物と環境」の単元において,水の中の小さな生物を観察する活動を設定した。プレパラート上の生き物はよく動いていたため,ピントを合わせても移動してしまい,生き物の様子を全員で同時に見ることが難しかった。そこで,顕微鏡を見えている生き物の様子をプロジェクターに投影することにより,全員が生き物の様子を捉えることができた。
今後も,3Dプリンターを用いて地形等のモデルを作成・活用したり,顕微鏡で見られる自然事象を学級全体で共有したりしながら,自然を愛し,主体的に問題解決することがで きる子どもを育成していきたい。
| 学校名 | 鹿児島大学教育学部附属小学校 |
|---|---|
| テーマ |
自然を愛し,主体的に問題解決することができる子どもを育む理科学習指導 |
| 都道府県 | 鹿児島県 |
| 学校ホームページ | https://edu.kagoshima-u.ac.jp/eschool/ |








