潮来市立延方小学校
本研究は「ESDの視点に立った課題解決学習の実践~理科教育を中核とした教科等横断的なカリキュラム・マネジメントを通して~」をテーマとし、持続可能な社会づくりに向けた資質・態度の育成を目指している。特に「コミュニケーションを行う力」と「つながりを尊重する態度」の2点を重点課題として位置付けた。
教育実践では、理科を中核とした地域資源の教材化を進めている。具体的には、第3学年ではカブトムシやチョウの野外飼育により、命のつながりの理解、第4学年ではヘチマやヒョウタン栽培による、ヘチマたわしやひな人形づくりの文化的活動への発展、第5学年では学区内産のもち米「マンゲツ」を用いたバケツ稲栽培から餅つき体験を実施することで地域の産業理解、第6学年では学校ビオトープを活用した食物連鎖や生物多様性の接続を進めている。また、ビオトープの修復(池・草地・堆肥場の整備)により、児童が主体的に自然と関わる活動の場を拡充した。
これらの活動を通して、児童の相互理解や学年を越えた協働的な学びが促進されつつある。今後は他教科との連携や地域コミュニティとの協働をさらに広げ、学びの波及効果を高めていく計画である。
| 学校名 | 潮来市立延方小学校 |
|---|---|
| テーマ |
ESDの視点に立った課題解決学習の実践〜理科教育を中核とした教科等横断的なカリキュラム・マネジメントを通して〜 |
| 都道府県 | 茨城県 |
| 学校ホームページ | https://itako-school.jp/nobukata-el/ |








