芝浦工業大学附属中学高等学校

芝浦工業大学附属中学高等学校での取材

環境教育が重視されるなか、小学校などですでに知識を得ている中学生の生徒に、いかにそれを体得化させられるかは先生たちの課題のひとつでしょう。芝浦工業大学附属中学高等学校は、プラスチックのもたらす影響を多面的に捉えられる中学2年生向けの授業を計画・実行し、生徒たちに自然環境の保全や科学技術の利用のあり方を科学的に考察し、さまざまな情報をもとに批判的に思考する経験を積ませました。日産財団の理科教育助成を活用したこの研究「科学的に探究する力と批判的に思考する力を育成する教科横断型授業-プラスチックは本当に悪なのか-」で、同校は2025年度理科教育賞の優秀賞を受賞しました。授業を担当した金森千春先生は、全員参加がむずかしい複数の見学会にそれぞれ班員1人を参加させて役割を担わせたなどの工夫を話します。おなじく關沢千穂先生は、一言の声がけで生徒たちの行動が大きく変わったという実感を語ります。柴田邦夫校長は、実験や見学を実際にやってみることの重要性を強調しました。

 

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