府中市立府中第六中学校

府中第六中学校での取材の様子
生徒自らの「問い」は探究の原動力になるにちがいありませんが、自発的には起きづらいものです。どうすれば「問い」を生徒がもつようになるか……。こうした課題に対し、単元計画を綿密に立てて実践し、成果を上げた学校があります。東京都府中市立府中第六中学校は、理科に独自の授業「科学者の時間」をとり入れ、生徒自らが「問い」を立てる状況をつくり、科学への関心の向上や、探究サイクルの流れを導きだしました。同校は、日産財団理科教育助成を活用した本研究「生徒が自ら問いを立て、科学的に探究する理科授業『科学者の時間』の実践研究」により、2025年度理科教育賞の大賞を受賞しました。研究を主導した井久保大介先生は、「問い」をつくる生徒たちに寄りそう教師の姿勢の大切さを話します。校長の佐藤光宏先生は、生徒たちが集中の度を高めていくようすを見とれたと話します。









