福岡市立香椎東小学校
本校では、自らの力で問題解決する児童の育成に向け、1~2年生の生活科学習、3~6年生の理科学習、特別支援学級における生活単元学習において、児童の問いや思いが連続する単元構成の工夫や学びを自覚する振り返り活動の研究を行っている。
「問いや思いが連続する単元構成の工夫」では、単元の導入で、単元を通して児童が追究したくなる問いから「単元のめあて」を設定し、単元を通して児童に認識させることで学習への目的意識や意欲の継続を図った。また、単元内や1時間の学習の中で児童に実験方法や実験順序の選択や決定をゆだねる場面を設定し、より自らの力で問題を解決していくことを意識させている。
「学びを自覚する振り返り活動」では、毎時間の終末で、振り返りの視点①この時間の学習で何が分かったのか、②どのような学習過程をふむことで①の内容が分かったのか、③学習したことが生活にどのように生かせそうかを示し振り返りを行わせている。
左図は4学年の「電気の働き」の取り組みで、モーターカーを自分の進ませたい方向により速く走らせるために回路をどう工夫すればよいかを児童が自らの立てた予想や実験方法をもとに試行錯誤しながら追究している場面である。
右図は同じく4学年の「電気の働き」で学習後の振り返りを蓄積し、スタディログとして残しているものである。学年の実態に応じて、学習プリントやノート、ルーブリックを活用したり、ICTを用いたり使い分けをしている。
研究を通して、主体的に学習に取り組む児童の増加や理科の見方・考え方を働かせて科学的思考をしている児童が増加している様子が見られた。(児童へのアンケート結果や振り返りの記述などから)
| 学校名 | 福岡市立香椎東小学校 |
|---|---|
| テーマ |
自らの力で問題解決する児童を育む理科・生活科・生活単元学習 |
| 都道府県 | 福岡県 |
| 学校ホームページ | なし |








