鶯谷中学高等学校
本校では校舎の工事が進み、その間3年理科実験室を確保できない。私たちは「マイクロスケール実験(以下MC)」を用いれば、理科実験室がなくても、これまで以上に生徒の力を伸ばすことのできる授業展開が可能であると考えた。
実践の中で、教員にも生徒にも変化が現れている。まず教員同士の試行錯誤やコミュニケーションが増加した。予備実験を繰り返し、お互いの授業を積極的に見学する姿が見られるようになった。それに伴い生徒たちにも変化が現れた。普通教室や、美術室を借りて、教員が工夫した教材を持ち込み授業を展開することで、実験は自分たちでつくり上げていくものだと感じたようであった。生徒たちにも、一緒に考え、提案し、行動する姿が見られるようになった。
実践の中で、実験は、装置・時間・操作、何でも「マイクロ」にできる可能性があることに気づいた。教科書や書籍の実験を試しつつ、「さらにマイクロに」と工夫を重ねている。そうすることが、本校の理科にはもちろん、今後社会に還元していく際にも役立つと考える。
試行錯誤の連続であるが、「教員が何を教えるか」から「生徒がどのように学ぶか」への授業の転換を図るべく、実践を進めている。
| 学校名 | 鶯谷中学高等学校 |
|---|---|
| テーマ |
生徒の生きる力を育てる、普通教室における理科実験法の工夫と開発・実践 |
| 都道府県 | 岐阜県 |
| 学校ホームページ | https://uguisudani.ed.jp/ |








