伊奈町立小針北小学校
本校では「持続可能なバラ栽培とまちづくりへの参画」をテーマにPBL型探究活動を進めている。児童は、微生物培養液の散布による安全なバラの病気対策や、校内の雑草や落ち葉を活用した堆肥づくりなど、環境に配慮した栽培に挑戦している。
毎年11月には「小針北小バラまつり」を開催し、児童はICTを生かしてCM動画制作や3Dプリンターによる商品開発を行うなど、主体的かつ創造的な学びを展開している。今年度は児童がバラを使って制作したハーバリウムや3Dプリント製の植木鉢などを販売し、約1,000人が来場、売上は19万円に達した。収益は次年度の栽培費や活動費に充て、3月には5年生への引継ぎを行う。このように持続可能な活動モデルを構築し、本PBLの実践は3年間継続している。
児童アンケートでは「自分たちの活動がまちをよくすることに繋がっている」の設問が61%(6月)から90%(11月)へと伸長した。また「バラといえば伊奈町(小針北小)となるぐらい活動を広げたい」という声もあり、本活動が児童の主体性と地域への愛着を育んでいることが示された。
こうした取組が評価され、全国花のまちづくりコンクールで文部科学大臣賞を受賞した。今後も地域と連携し、花を通した持続可能なまちづくりを目指していく。
| 学校名 | 伊奈町立小針北小学校 |
|---|---|
| テーマ |
持続可能なバラ栽培とまちづくりへの参画 ~実践体験型PBLの実践とSTEAM教育の推進~ |
| 都道府県 | 埼玉県 |
| 学校ホームページ | https://eskobakita.saitama-ina.ed.jp/ |








