大津市立葛川小・中学校

 

 本校の総合的な学習の時間では、探究活動の一環として「ふるさと未来科」の時間を設定し、児童生徒が興味関心のある課題を学年ごとに設定し、地域や社会との連携を積極的に行いながら課題解決をし、その活動をインターネットを通じて発信することで、地域の魅力を発信し、地域創生の一助となる取組を行っている。

 今年度は、学校のすぐ横を流れる江賀谷川での環境DNA調査にて、オオサンショウウオの存在が確認されたことを受け、中学校1年生を中心とした中学生と小学校6年生の合同プロジェクトとして、在来オオサンショウウオの発見・保護と、環境調査を目的とした河川調査を行った。

 調査に際して、飼育・研究施設への訪問や、専門家の出前授業を通して、児童生徒と教員が共に、オオサンショウウオについての学習や調査方法、調査時のポイントや注意点などについて学習した。

 今回行った調査では、源流域の水生生物の豊かさを確認することができたが、オオサンショウウオの発見には至らなかった。

 今後は、安曇川・江賀谷川でのオオサンショウウオの目撃情報を広く募集し、その情報を地図にまとめていく。また、環境DNA調査を再度行い、オオサンショウウオの生息域や源流域の種の多様性を再確認し、その結果を分析してまとめ、発信していくことで、地域の魅力発信や環境保全活動を広げる取組につなげていきたい。

学校名 大津市立葛川小・中学校
テーマ

源流域の豊かさを未来につなぐ、在来オオサンショウウオの保全活動

都道府県 滋賀県
学校ホームページ https://www.otsu.ed.jp/ktr-e/new/adiary.cgi